東証午前終値、3万3704円 一時バブル後の終値最高値突破

日経平均株価の上げ幅が一時500円を超えたことを示すモニター=3日午前、東京・東新橋

 週明け3日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅反発した。日銀が同日発表した企業短期経済観測調査(短観)が堅調だったのを好感し、買い注文が先行した。一時上げ幅は500円を超え、バブル経済崩壊後の終値最高値3万3706円08銭を突破した。

 午前終値は前週末終値比515円69銭高の3万3704円73銭。東証株価指数(TOPIX)は29.07ポイント高の2317.67で、一時1990年7月24日以来の高水準となり、取引時間中としてバブル後の最高値を更新した。

 短観の大企業製造業の業況判断指数(DI)が1年9カ月ぶりに改善し、製造業銘柄を中心に上昇した。

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