昨年準優勝のキリオス、手首を負傷しウィンブルドンを欠場「辞退しなければならないのは本当に悲しい」

キリオスが手首を負傷しウィンブルドン欠場

昨年のウィンブルドン準優勝者の世界ランク33位、ニック・キリオス(オーストラリア)は、手首の故障により大会を棄権することを明らかにした。

昨年10月の「楽天ジャパン・オープン」以降、左ヒザの怪我により欠場が続いていたキリオスは、6月中旬の「ボス・オープン」(ドイツ・シュツットガルト/ATP250)で復帰を果たしたばかり。その後、出場を予定していた「テラ・ウォルトマン・オープン」(ドイツ・ハレ/ATP500)や「マヨルカ・オープン」(スペイン・マヨルカ/ATP250)を欠場し、昨年大会で準優勝を果たしたウィンブルドンへ向けて調整が続いていた。

現地2日に行われた会見では、自身のフィジカル面について「確かに疑問符がつく。5セットのテニスは全く違う」としながらも、「この半年間体力を維持して、コートに戻るために努力してきたことは否定するつもりはない。できる限りのことをして準備し、試合に出ていいテニスをするだけ」と語り、出場に前向きだった。

だが、3日に自身のインスタグラムのストーリーズでは一転、大会を棄権すると発表。「今年のウィンブルドンを辞退しなければならないのは本当に悲しい。(1月に行った左ヒザの)手術の後、もう一度ウィンブルドンのコートに立てるように一生懸命準備したんだ。でも、カムバックまでマヨルカの週に手首に痛みがあった。念のため検査をしたところ、靭帯を痛めていることがわかった。プレーできるように手を尽くしたが、ウィンブルドンまでに十分な時間がなかったのが残念だ」と綴り、再び帰ってくることを誓った。

© 株式会社キャピタルスポーツ