「勇気を出して “おまえ何しているんだ”」夏に増加 ちかん被害 大学生らが撲滅呼びかける 広島

夏場に増加する「ちかん」被害を防ぐために、警察や大学生のボランティアが3日、JR広島駅で注意を呼びかけました。

通勤時間帯のJR広島駅では、大学生らが被害の相談窓口が書かれたポケットティッシュなどを配り、警告音や通報機能がついた県警のアプリ「オトモポリス」の周知もはかりました。

大学生ボランティア
「普段感じるのは、当事者だったら怖いと声をかけにくいと思うので、周りの人の情報提供が大事なのかなと思う」

ちかんに遭って心に傷を負い、通勤・通学の方法を変えざるを得なくなった被害者もいるといいます。

広島県警 鉄道警察隊 水谷治紀 副隊長
「ちかんは許せない卑劣な犯罪です。こういったことを目撃した人は勇気を出して『おまえ、何しているんだ』と一言言っていただいたり、あるいは被害者女性に『大丈夫?』って声をかけてくれたりしていただきたい」

県警は、駅前の交番に女性警察官を配置した、「女性安全ステーション」を開くなどして、被害の相談に対応しています。

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