本郷奏多&⼤沢⼀菜が「姪のメイ」でW主演。福島12市町村でのロケで地元の人たちや移住者の姿も映し出す

テレビ東京系では9月7日から、本郷奏多と⼤沢⼀菜のダブル主演による木ドラ24 「姪のメイ」木曜深夜0:30)がスタートすることが分かった。

「姪のメイ」は、姉夫婦を事故で亡くした主人公・小津(本郷)がめいっ子・メイ(⼤沢)を1カ月だけ引き取ることになり、福島県楢葉町に仮住まいを決め、リモートワークをしながらメイとの絆を深めていく、ひと夏の出来事を紡ぐヒューマンコメディー。都会で育った現代的な思考をもつ32歳独身男子と、芸術家肌で達観した12歳の女子というミスマッチな2人の距離の変化が映し出され、小津がメイや福島で出会う人々との触れ合いの中で成長していく様子を通して、勇気と愛を届ける。

ロケは、実際に東日本大震災の際、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示の対象となった田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村の12市町村で行い、前向きに生きる地元の人たち、近年増加する移住者たちの姿が映し出される。

また、本作は、ギャラクシー賞を受賞したドラマ「直ちゃんは小学三年生」シリーズ(同系)を手掛けた青野華生子プロデューサーが企画・プロデュースを担当。物語の大切な要素である“2011年生まれの子ども”と“福島”がリンクした、笑えて心温まる作品となっている。脚本は、エレキコミック、エレ片、ナイツなどの舞台の構成作家を務める小川康弘氏。監督は、映画「スクロール」(23年)などの清水康彦氏が担う。音楽は、名ギタリスト・音楽プロデューサーで「池袋ウエストゲートパーク」(TBS系)の劇伴や「サンクチュアリ-聖域-」(Netflix)のメインテーマなどで知られる會田茂一氏が担当する。

主人公・叔父の⼩津役を務める本郷が、テレビ東京のドラマに出演するのは2014年放送の主演作「なぞの転校生」以来、9年振り。本作への出演について、本郷は「小津というキャラクターは、非合理的なことを嫌ったり、物事に対して少し冷めた見方をしたりする現代的な青年です。しかし、不器用ながらも心の心(しん)は優しい人物なので、メイの奔放さや純真さと触れ合うことによって徐々に性格にも変化が見えてきます。また、広大な自然と穏やかな風景が広がる福島というロケーションも大きな見どころの一つです。復興に向けて力強く生活している現地の方々のお力も借りて、メイ役の大沢さんと一緒にすてきな作品を作り上げていきたいと思います。メイと小津、ふたりの空気感を楽しんでください」とアピールしている。

一方、メイ役の⼤沢は、映画「こちらあみ子」(22年)で主演・あみ子役で鮮烈なデビューを飾り、今年は「季節のない街」(Disney+)への出演も控える注目株。本作がテレビドラマ初出演となる。

⼤沢は「メイの好きなところは、両親が亡くなってもそれを受け止めて前向きに生きようと頑張るところです。小津との絆、福島で暮らす個性的な近所のみんなとの絆がどんどん深まっていく姿を見て、前向きな気持ちになってもらえたられしいです。頑張るので、放送を楽しみに待っていてください!」と力を込めて呼び掛けている。

ドラマを手掛ける梅山文郁プロデューサーは「完璧な人なんてこの世にはいなくて、でもお互い補いながら生きていくと、物事が前向きに動いていく…。自分を大切に生きていたら、気が付いたら周りのため、社会のためになっていた…。そんな人たちを笑いの視点で捉えたあったかいドラマなんだと。企画を考えてくれた青野さんはヘラヘラ笑いながら、そんなようなことを打ち合わせで話していました。まさにこのドラマに出てくる人たちはそんな感じで、主人公である叔父とめいっ子も、そして周囲を取り巻く人たちも完璧ではありません。でも決して、嫌なヤツではないし、何かの志を抱いて、この福島12市町村に移住をしてきた人たちなのです。福島への移住をテーマに、決して熱々ではないけど、優しくあったかいな、って思えるドラマになりそうです。そして、このドラマを見て、福島12市町村のことを知ってくれたらうれしいです。私も何回か訪れましたが、大きな青い空に広い海。その景色を見て、少し気持ちがキュッとなるけど、前向いていこう!と思いました」と制作の経緯と、本作へ込めた思いを語っている。

なお、U-NEXTでは、各話放送直後から順次見放題配信スタート。ネットもテレ東(テレビ東京公式サイト、TVer)では見逃し配信あり。

© 株式会社東京ニュース通信社