テスラ規格「標準化」へ EV充電、米国で採用進む

米電気自動車大手テスラの充電器=6月、ニューヨーク近郊(共同)

 【ニューヨーク共同】米電気自動車(EV)大手テスラの急速充電器が米国で「標準規格」になりつつある。自動車主要3社が5~6月に相次いでテスラ規格を採用すると発表。充電インフラの利便性が高まれば、国土が広い米国でのEV普及に弾みがつく。充電規格を巡る世界の勢力争いが強まる可能性もある。

 テスラの充電器は「NACS」と呼ばれる独自規格。テスラ車以外は利用できなかったが、米自動車大手フォード・モーターが5月、テスラの開発したアダプターを使うことで来春からフォード車でも利用できるようにすると発表。25年以降に発売するEVはNACS対応の充電ポートを搭載してアダプターを不要にする。

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