西武観光列車「52席の至福」が秩父鉄道へ初乗り入れ 8月に1日限りの限定企画

西武 旅するレストラン「52席の至福」(写真:西武鉄道)

西武4000系電車を改造した観光列車、「52席の至福」。

同社沿線の代表的な観光地である「秩父」をモチーフとしたデザインをまとい、景色の移ろいと著名なシェフの監修する季節の美しい料理を楽しめる「西武 旅するレストラン『52席の至福』」として2016年4月にデビュー。

普段は池袋~西武秩父間や西武新宿~西武秩父間を運行していますが、2023年8月23日に「秩父鉄道」への初乗り入れ企画が行われるようです。西武鉄道・秩父鉄道・西武トラベルの3社がきょう7月3日に発表し、西武トラベルWebサイトで募集を開始しました。申込は23日まで受け付けます。

出発日当日の行程は次の通り。西武鉄道池袋駅から「52席の至福」へ乗車。「限定の特製デザート」付きコースメニューを楽しみながら、乗り換え無しで秩父鉄道 長瀞駅へ向かい、到着後は貸切バスで秩父・長瀞エリアの名所を巡ります。

秩父では「長瀞ラインくだり」をはじめ、「寳登山神社」での参拝や新名所の「長瀞トリックアート有隣倶楽部」、旬のフルーツ「ぶどう狩り(シャインマスカット)」が楽しめるようです。帰りは西武秩父駅から西武特急Laview(001系)に乗車し、池袋で解散。参加者には秩父産の木材を使用した52個限定オリジナルグッズをプレゼントします。

西武4000系はもともと秩父鉄道への直通運転用に設計された車両ですから、観光列車化前の役目を思い出すような運用と言えるかもしれません。西武鉄道広報部によりますと、本企画はコロナ禍明けで多くの利用者にアピールできる機会ということもあり、新しいチャレンジとして発案されたようです。

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