県議の所得、平均1281万円 最多は坂本氏、和歌山

2022年の和歌山県議(日高郡以南)の所得金額〈万円〉

 和歌山県議会事務局は3日、条例に基づき、2022年の県議の資産状況を公開した。所得の平均は1281万円(1万円未満切り捨て)で、最多は坂本登氏(日高郡)の3395万円だった。

 改選前の議員41人(欠員1人)の所得。坂本氏は土地売却による譲渡所得が多かった。

 日高郡以南で、今年4月1日現在、報酬を得て会社の役職などに就いていると報告があったのは4人。

 坂本氏はみなべ町の「坂本農園」代表取締役、玄素彰人氏(日高郡)は田辺市の「不動産流通研究所」代表取締役、秋月史成氏(西牟婁郡)は上富田町の「ヤマト自動車」代表取締役、浜口太史氏(新宮市)は新宮市の「紀南ビジネスマシン」取締役。

 資産を増やしたとの報告は、日高郡以南の議員からはなかった。

 報告書は県庁の県議会事務局総務課で閲覧できる。

■田辺市長も公開

 田辺市も、市の条例に基づき、真砂充敏市長の昨年1年間の所得を公開した。

 所得等報告書によると、給与所得1342万9500円、不動産所得8万4641円だった。

 資産等補充報告書によると、昨年中に新たに普通自動車1台を取得。貯金87万3974円(普通貯金除く)を増やした。

 報告書は市秘書課で閲覧できる。

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