大規模災害を想定したヘリコプターの水難救助訓練 岡山・倉敷市〈西日本豪雨から5年〉

西日本豪雨から5年が経つのを前に、大規模災害を想定したヘリコプターの救助訓練が倉敷市で行われました。

岡山県消防防災航空隊などによる訓練は、西日本豪雨と同じ規模の水害が起きた想定で行われました。倉敷市の高梁川の河川敷を浸水現場に見立て、岡山県の消防防災ヘリ「きび」と岡山県警のヘリ「わしゅう」が、無線で連絡しながら取り残された人たちを救助していきました。

(岡山県消防防災航空隊/久保賢二 副隊長)
「近年では豪雨災害が頻発していますので、やはりどうしても水の中の災害、そこからの救出というのは、ヘリコプターにとって使命と感じておりますので、今後も継続してやっていきたいと思っています」

当初、香川県と鳥取県の防災ヘリが応援要請を受けて救助に加わる予定でしたが、天候不良のため来られませんでした。

岡山県消防防災航空隊によると、実際に災害が起きたときでも天候によっては応援のヘリが来られないことがあり、対応をどうするかが課題だということです。

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