大阪ガス、電力需給をAIで予測 供給安定に一役

 大阪ガスは3日、地域の電力需要や太陽光の発電量を予測するサービスの販売を始めたと発表した。人工知能(AI)を活用した独自の気象予測技術を基に、大手エネルギー会社など発電を手がける全国の事業者に提供する。発電量が天候に左右されやすい太陽光や風力といった再生可能エネルギーの普及が進む中、電力供給の安定に一役買う。

 大ガスは気象庁が公表した予測や地形などのデータを基に、AIで分析した独自の気象データを持つ。予測範囲が2.2キロ四方と気象庁に比べて細かい特長があり、これまでは主に社内で活用してきた。

 今回のサービスでは、気温や天候から電力需要を予測したりする。

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