苦境でメンタルが鍛えられた北村匠海

映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-」(英勉監督)の公開記念舞台あいさつが1日、都内で行われ、主演を務めた俳優の北村匠海、山田裕貴、吉沢亮らが出席した。

2021年公開の実写映画の続編で、今作は前後編2部作の後編。主人公・タケミチ(北村)が仲間のため、そしてだらしない自分の人生のために命を懸けてリベンジする姿を描く。

先月16日、同作に出演する俳優・永山絢斗容疑者が、大麻取締法違反の疑いで逮捕され、公開が危ぶまれていたが、予定通り6月30日に初日を迎えていた。

各メディアによると、北村は無事公開された気持ちを聞かれ、「そうですね……まず、公開できたことを感謝しています」と切り出し、「やっぱり公開できたことが、とにかくみなさんのおかげですという一言につきるかなと思う。胸が熱い思いです」とファンや周囲に感謝。

事件後、「プロデューサーには僕が1人で立つことになっても舞台あいさつをしたいと。それ1回だけでいいんじゃないかという話をした」と告白した。

そして、「自分を恨むような時間もあったんですけど、公開を待ってくれる人たちが全て。僕たちがこの映画に費やした時間にウソはない。どうかこれからもこの作品を愛していただきたいと思います」と呼びかけた。

「北村にとって、共演者が逮捕されるのは永山容疑者が3人目。20年公開の主演映画『とんかつDJアゲ太郎』は、コロナの影響で公開が6月19日から10月30日に延期された挙げ句、9月に共演の伊勢谷友介が大麻、公開直前に伊藤健太郎がひき逃げで逮捕されたが、予定通り公開された、さすがに、同じ作品の共演者が2人も逮捕されたのはショックが大きかったようだが、あの局面を乗り越えたことでかなりメンタルが鍛えられたことを本人も周囲に明かしている。永山容疑者の逮捕ではそこまで動じなかったのでは」(映画業界関係者)

俳優として演技のみならず内面も大きく成長したようだ。

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