もうすぐ!海水浴シーズン 兵庫県内37カ所の水質、全て遊泳可 「特に良好」24カ所

2023年度の県内海水浴場の水質調査結果

 海水浴シーズンを前に、兵庫県は県内37カ所の海水浴場の水質調査結果を発表した。全ての地点で安心して泳げる水質と判定され、うち24カ所は特に良好とされる「AA」の評価だった。いずれの地点も油膜は確認されず、透明度は1メートル以上だった。

 調査は4月11日~5月24日、県と神戸市、姫路市、明石市が実施。対象の海水浴場は昨年と同じで、海水中のふん便性大腸菌群数▽油膜の有無▽透明度▽水質汚濁の度合いを示す「化学的酸素要求量」(COD)-を調べた。

 AAは昨年よりも3カ所少なく、A(良好)は8カ所、B(良)は5カ所だった。C(普通)と「不適」はなかった。エリア別では、瀬戸内海は23カ所のうち、AAが12カ所、Aが6カ所、Bが5カ所。日本海は14カ所のうち、AAが12カ所、Aが2カ所だった。

 一部の海水浴場は既に海開きしており、順次、シーズン本番を迎える。須磨海水浴場(神戸市須磨区)とアジュール舞子海水浴場(同市垂水区)は、13日に海開きする。(田中陽一)

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