新型コロナワクチンの後遺症を考えるシンポジウム 被害者の救済を訴える

新型コロナワクチンの後遺症について考えるシンポジウムが開かれ、接種後の体調不良に苦しむ患者が被害者の救済が進まない現状などを訴えました。

2日に仙台市青葉区で開かれたシンポジウムは、2021年に新型コロナワクチンを接種後に亡くなった宮城県大和町の男性の妻、須田睦子さんが主催しました。

登壇した岩手県の女性は新型コロナワクチンを接種後、強いアレルギー反応アナフィラキシーをはじめ、微熱やふらつき、関節痛などの症状が今も続いているということです。

後遺症患者「接種からちょうど1年9カ月が経ちますが、当初は何度も死を覚悟するほどの経験したことのない辛く苦しい症状が続きました。救済制度を申請してもいつ連絡が来るかさえ分からず、そもそも役所に申請の時点で混んでいて審査まで1年以上かかるらしい、それでも良いですか、こう言われるこれのどこが(国が標榜する)迅速な救済なのでしょうか」

会場には、ワクチン接種後の体調不良に悩む患者やその家族なども多く訪れ、熱心に耳を傾けていました。

主催した須田睦子さん「患者さんたちってずっと孤独なんですね。自分の病と向き合っていつ治るか分からないという不安と向き合ってたりとか、そういった方々が仲間がいるというところ、1人じゃないというところを分かって欲しい」

© 株式会社東日本放送