読売テレビ新人アナウンサーの渡邊幹也と西尾桃が、7月1・2日放送の「NNNストレイトニュース」（月～金・日曜午前11：30、土曜午前11：25）で、“初鳴き”といわれるアナウンサーデビューを果たした。
1日に“初鳴き”となった渡辺アナは、終了後に「1回も間違えたことのないところで間違えたのが悔しいです。ちゃんと反省してどんどんうまくなっていきたいです」と明かし、デビューした心境を「高校生の頃からずっとアナウンサーになりたいと思い続けてきたので、やっとここまで来たんだという気持ちです」と感慨深い表情で口にした。朝から本番まで渡邊アナに付き添った先輩の大田良平アナは「本人よりも僕の方が緊張していました」としながらも、「下読みからちゃんとできていたし、いいデビューができるだろうと思っていました。結果的にもいい第一歩を踏み出せたと思います」と目を細めた。
一方、2日にデビューした西尾アナは、落ち着いた様子でニュースを伝え、アナウンサーとしての一歩を踏み出した。報道フロアに安堵の空気が流れ、見守った森若佐紀子アナが「直前で、間の取り方がちょっと気になったので伝えたのですが、本番でしっかりできていました。私なら直前で言われてもできなかったかもしれません。いい声も出ていたし、安心して見ていられました」と評価するも、西尾アナ本人は「『今、伝えているんだ』という気持ちが出てきて、今までに感じたことのない震えが止まりませんでした」と振り返った。また、終了後、駆けつけた先輩アナたちに「よかった。安心して見ていられた」と声をかけられると、思わず涙。そして「アナウンサーとしての第一歩を踏み出せたことがうれしいです。でも駄目だったことがたくさんあるので、明日から一つずつ克服していきたい」と意欲を見せた。
4月の入社以来、3カ月にわたり教育係を務めた林マオアナは「2人の素直な性格が現れた、真っすぐなニュース読みができていたと思います。研修で与えられた課題を自分たちなりに咀嚼（そしゃく）し、何より伝えることを第一に読んでいた印象です」と称賛し、「課題はまだまだたくさんありますが、先輩たちからの言葉を胸に刻み、これからのアナウンサー人生を歩んでいってもらいたいです」とエールを送った。また、山本隆弥アナも「渡邊は学生時代にキャスターの経験もあり、ある程度、出来上がっていると感じました。言葉の重みだとか学ぶことはまだまだありますが。西尾は、入社時は声について不安を感じており原稿を読む時の姿勢もあまりよくなかったのですが、今日の本番は研修と全然違いました。ちゃんとできていたと思います。2人のこれからを楽しみにしています」と期待を寄せた。
