岡山市議平均所得1179万円 22年、前年比15万円アップ

 岡山市議の2022年の所得報告書が3日、公開された。同年に1年間を通じて在任した全46人が対象で、平均所得は1179万円。市人事委員会勧告に基づき、期末手当の支給額を0.1カ月分引き上げたことなどにより前年比15万円アップとなった。

 所得は議員報酬や期末手当のほか、関連会社の報酬、不動産収入なども含まれる。市議の報酬は月額71万円(議長85万円、副議長77万円)で前年と同じ。

 会派別平均(22年末、1人会派を除く7会派)は、連合系議員でつくるおかやま創政会(5人)が1431万円でトップ。続いて自民党政隆会(7人)1331万円▽自民党新政会(9人)1282万円▽自民党市議団(6人)1104万円▽無所属クラブ(3人)1069万円▽共産党(5人)1024万円▽公明党(8人)1021万円―だった。

 個人別では、家賃収入があった和気健氏(自民党新政会)が2230万円と最高で、2番目はJA岡山など複数の関連会社からの報酬があった宮武博氏(自民党政隆会)で2223万円。続く太田栄司氏(おかやま創政会)は1845万円、柳迫和夫氏(同)は1829万円で、どちらも関連会社から報酬を得た。

 所得報告書のほか、5人が資産補充報告書、19人が23年4月1日時点で報酬を得ている関連会社などの報告書を提出した。

 政令指定都市の市議は法律で所得や資産の公開が義務付けられている。報告書は市議会事務局で28年5月1日まで閲覧できる。

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