「君たちの愛を貫いてくれ」茂木健一郎 広末と鳥羽シェフへのエール?“芸能界のご意見番”にも「世間なんて存在しない」と一蹴

(写真:アフロ)

「キザ山キザ夫です。3回目の登場かな。スキャンダルにまみれて世間からバッシングを受けて苦しんでいる人たちへ」

7月2日に更新した自らのYouTubeチャンネルで、一輪の花を片手にこう切り出したのは脳科学者の茂木健一郎氏(60)。続けて、「ピー子さんとか、ピージュンさんとか、シェフのピーさんとか。大丈夫だよ。君たちのことを、このキザ山キザ夫が守ってあげるさ」と呼びかけた。

自ら効果音を発することで具体的な人物名は伏せていたが、W不倫騒動の渦中にある広末涼子(42)や彼女の夫のキャンドル・ジュン氏(49)、広末との不倫を認めたシェフの鳥羽周作氏(45)を指しているようだ。

騒動をめぐっては、6月14日に広末と鳥羽氏がW不倫を認める謝罪文を発表。18日にキャンドル氏が単独で記者会見を開くと、次は広末が「週刊文春」に直電をして所属事務所の社長の対応を批判した。

その後、鳥羽氏までもが「週刊文春」で200分にわたって広末との不倫の経緯や騒動の影響などを赤裸々に告白。それだけに留まらず、「東スポ」の取材にキャンドル氏だけでなく、ラジオ番組で騒動に言及した和田アキ子(73)をも痛烈に批判したのだった。

そんな騒動が泥沼化している当事者たちについて、茂木氏は“味方”であると表明した。

「君たちのことを上から目線で色々言ってくる人たちがいるだろ? 例えば、芸能界のご意見番とか言われているピー田ピー子さんとか。彼女たちは自分たちを安全圏に置いて、自分たちがあたかも世間の言葉を代表しているかのように、君たちを批判してくるかもしれないけど。大丈夫、キザ山キザ夫は知ってるよ。もう世間なんて存在しないのさ」

茂木氏はこのコメントでも実名は明かさなかったが、“芸能界のご意見番”の「ピー田ピー子さん」とは和田のことと推察される。

2日公開の「東スポWEB」によれば、鳥羽氏は1日にオープンした新店舗に姿を現し、来店した記者に声をかけたという。その際、同日放送のラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)で、和田が鳥羽氏について“妻とは連絡をとっていないのに、広末とは連絡をとっているのはおかしい”と疑問視したことに言及。鳥羽氏は妻から連絡を拒否されていることを明かした上で、和田を「頭悪いよなって思いますよね。ご意見番って言ってるけど何なのかなって思いますけどね」と批判したと報じられている。

その後、2日放送の『アッコにおまかせ』(TBS系)で、鳥羽氏の発言をネットニュースで知ったという和田が激怒。「あれだけのシェフに言われたんですけど、すいません、頭の悪いご意見番で」「ご意見番と言われたことに腹が立ってる」と、憤っていた。

■「君たちの愛を貫いてくれ」渦中の3人に“愛のエール”

世間を騒がせている一連の出来事について、茂木氏は「芸能界のご意見番が出ている番組だって若いやつらは誰も見てないし、それをネットニュースやテレビやラジオ番組もあたかも見たように報じてるけど、若い世代は何もそんなことを気にしてないさ」と一蹴。「若い世代が気にしているのは、(騒動の渦中にある3人が)どのように生きているか、そういうことだけさ。一人ひとりの人間としてどれくらい説得力があって、自分らしさを貫いて生きているか」と続けた。

その後も、「芸能界のご意見番とか言っているピー田ピー子さんとか、それに対してシェフのピーさんが怒っていたみたいだけど、良いんだよ。もうそんな地上波テレビだとか世間だとか、そういうことを前提にしていた人たちの時代は終わりさ」と持論を述べていた。

動画が終盤に差し掛かると、茂木氏は不倫騒動の当事者たちに向けて“愛のエール”を語りかけた。

「君たちの愛を貫いてくれ。それぞれの愛をね。愛は時に衝突し合う、だけど衝突するのが愛というものではないのかね。衝突することによって愛は燃え上ってしまうこともある。そして、ラブレターを書く時には手書きがいいね。手書きにその人の心が表れるよ。たとえ、言葉を間違っても良いじゃないか。その言葉が間違ったことに、逆に心の揺れを感じて僕たちは無限のロマンスを見るのさ。人間にとって生きる上で、ロマンスが一番大事なことだよ」

始終、キザなキャラクター設定で愛を説いた茂木氏。果たして、このメッセージは渦中にある彼らに届くだろうか?

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