藤井七冠、棋聖戦4連覇に王手 将棋、佐々木七段に2勝目

将棋の第94期棋聖戦5番勝負第3局で勝利した藤井聡太棋聖(右)と挑戦者の佐々木大地七段=3日午後、静岡県沼津市(日本将棋連盟提供)

 将棋の第94期棋聖戦5番勝負第3局は3日、静岡県沼津市で指され、先手の藤井聡太棋聖(20)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将との七冠=が107手で挑戦者の佐々木大地七段(28)を破り、対戦成績を2勝1敗とし、4連覇へあと1勝と迫った。

 シリーズの残りは2局となり、タイトル初挑戦での奪取を目指す佐々木七段は後がなくなった。両者は7日に開幕の王位戦7番勝負でも対戦する。棋聖戦第4局は18日、新潟市で行われる。

 終局後、藤井棋聖は「分からないところもあって難しい将棋だった」。佐々木七段は「気持ちを奮い立たせて、フルセットに持って行けるようにしたい」と話した。

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