桜井ユキが「ホスト相続しちゃいました」クランクアップで感謝。「誰か1人が欠けても、この雰囲気にならなかった」

本日7月4日に最終回を迎えるフジテレビ系連続ドラマ「ホスト相続しちゃいました」(火曜午後11:00=関西テレビ制作)。本作が民放連ドラ初主演となった桜井ユキ、共演した三浦翔平がクランクアップし、2人のコメントが到着した。

今年4月、関西テレビが火曜午後11時に新設した全国ネットの連ドラ枠「火ドラ★イレブン」の1作目となった「ホスト相続しちゃいました」は、叔父・本橋晃司(杉本哲太)からの遺言で突然、東京・新宿の歌舞伎町のホストクラブ「MAJEST(マジェスト)」を相続することになった広告代理店に勤める本橋久美子(桜井)が、一癖も二癖もあるイケメンホストたちと共に、つぶれかけのホストクラブを立て直していくオリジナルストーリー。

思い出の場所「MAJEST」の幹部室での撮影を終えた桜井は、「皆さん本当にお疲れさまでした」と言ってお辞儀をすると、癖のあるホストたちに毎日囲まれるというレアな役柄を振り返り、「久美子を演じていたというより、久美子と一緒に二人三脚で並走してきたという感覚が一番しっくりきます」と感慨深げ。

また、新枠の第1弾で主演を務めたことに関して、「私自身が主演という立場にあまり慣れていなくて、不安もたくさんあったのですが、ナッシーさん(坂口涼太郎)をはじめ、皆さんに助けてもらいつつ、本当にプロフェッショナルなスタッフさんたちに支えられて、日々撮影することができました」とコメント。さらに、「誰か1人が欠けても、たぶんこの雰囲気にならなかっただろうと思うので、皆さんに感謝をお伝えしたい気持ちでいっぱいです」と、スタッフらへの思いを口にした。

約3カ月に及んだ撮影で印象に残っているエピソードについては、「いつも前室でいろいろな話をしていたんですけど、おそろいの物をみんなで持つぐらい仲がよくて、本当にこのキャスト・メンバーでよかったなと思います」と明かし、作品が終わる寂しさをにじませた。

一方、三浦は、幼少期に久美子への恋心を抱いていたことで、自らが幹部を務める「MAJEST」に彼女を招いた直樹を演じ、いつも久美子のそばに寄り添い、冷静かつ時に優しい言葉をかけてきた。そんな直樹のラストシーンは、閉店後の「MAJEST」となった。

桜井から花束を受け取ると、「男だらけの現場で、桜井さんは座長としてあふれるような活力で、ノリにもついてきてくださり、現場を笑顔にしてくださいました。とてもお芝居しやすかったです」と、力強く握手を交わしねぎらった。

最終話の見どころを聞かれ、桜井は「視野を広げると結果として自分の価値観を変えたり、いろいろな開拓につながったりもする。そういうストーリーを通して、見てくださる人たちが扉を開けるきっかけになれたらいいな」と述べ、最終回は「シャンコ(シャンパンコール)も含めてホストクラブならではの楽しいシーンもたくさんあるので、楽しんでいただけたらいいなと思っています」と締めくくった。

最終回。経営不振だった「MAJEST」を立ち直らせ、オーナーとして久美子は、如月武蔵(兼近大樹)をも改心させる。そんな久美子に特別な感情を抱くMasato(八木勇征)は、花火の夜に気持ちを打ち明けるが、一世一代の愛の告白は“色営(色恋営業)”だと思われてしまう。一方、直樹もまた、久美子が店の経営から退くことを機に、あることを決意していた。

2カ月後、久美子は歌舞伎町の未来を広げようと、新たな事業を始める。歌舞伎町で生きてきた訳あり風なスタッフも次々と採用し、昼職と夜職の橋渡しをするという目標に向かって走り出す久美子。するとそこへ、ナッシーから「姫として、久しぶりに店を見に来ない?」と、電話が入る。客として久々に足を踏み入れた「MAJEST」では、久美子が掲げた企業理念の下、如月や神童ルイ(鈴木ゆうか)、夜空流星(宮世琉世)をはじめ、すべてのホストたちが生き生きと接客していた。

突然ホストクラブを相続し、幾多の困難を乗り越えてきた久美子は幸せをつかむことができるのか? 新たな道に進んだ久美子に、どんな運命が待ち受けているのか? 注目の最終回は、直樹、Masatoとの恋の行方からも目が離せない。

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