第24シードの西岡良仁、世界85位にストレートで敗戦。2年ぶりの2回戦進出ならず[ウィンブルドン]

西岡良仁、持ち味生かせない芝に苦戦し初戦敗退

現地7月3日、「ウィンブルドン」大会初日を迎え、男子シングルス1回戦に第24シードの西岡良仁(ミキハウス/世界ランク27位)が登場。ダニエル・エライ・ガラン(コロンビア/同85位)に4-6、3-6、3-6のストレートで敗れ、2年ぶりの2回戦進出とはならなかった。

新型コロナウイルスの影響により開催されなかった2020年を除き、2018年大会から5連続6度目の本戦出場となった西岡。今季は、全豪オープンと全仏オープンでベスト16入りを果たすなどの好成績を収め、自己最高となる24位を記録している。

全仏オープンで足を負傷し、前哨戦を戦うことができずにぶっつけ本番でのウィンブルドンとなった。今大会での最高成績は2021年の2回戦となっている。

試合は、序盤から互いに高い確率でファーストサーブを入れてリターン側にペースを握らせない。その中、3-3の第7ゲームでガランのサーブにミスが出て0-40となると、西岡はこれを確実にものにし最初のブレークに成功する。だが、西岡のサーブにタイミングが合ってきたか、ガランも鋭いリターンを放ち、先に仕掛けられ2ブレークを許して4-6で第1セットを落とした。

続く第2セットも第1セット同様に、第1ゲームで伸びのあるストロークを放って先にブレークに成功した西岡。だが、このリードを守り切れず第4ゲームでブレークバックを許す。第7ゲームでは2本のブレークポイントがあったが、ここでガランに立て続けにサーブを決められ、チャンスを生かしきれない。苛立ちをにじませた西岡は、粘り強く戦いたいところだったが持ち味である高い弾道のショットを生かせず、低く滑る芝コートに苦戦。自身のミスが重なってしまい2度目のブレークを許して、3-6で第2セットも落とした。

あとがない西岡はトイレットブレークで一息入れるも、第5ゲームでサービスゲームを落とすと第9ゲームもブレークされて3-6。チャンスを握ってもあと1本が遠く、初戦敗退となった。西岡は試合を通して2度ブレークしたものの、5度のピンチをすべて守り切れなかった。試合時間は1時間48分だった。

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