特産ホオズキ「今年も上々の出来」 杵築市山香町で出荷ピーク【大分県】

出荷の最盛期を迎えたホオズキ=杵築市山香町

 【杵築】杵築市山香町特産のホオズキが出荷のピークを迎えている。今月中旬の新盆を前に、需要の高い関東圏で販売される。

 JAおおいた山香支店ホオズキ部会(小屋健一部会長、20人)がビニールハウス(135アール)で生産。今年は新盆用に3万1千本、旧盆用に6万5千本の出荷を目指す。

 3日は山あいにある同町小武の作業場で4人が出荷作業をした。出来の良い順に「秀大」「秀小」「優大」の等級ごとにえり分けた。赤く大きな実が特長。まっすぐ成長するように添え木を使う。市場での評価は高い。東京都台東区の浅草寺である「ほおずき市」(9、10日)などに出荷している。

 小野つや子さん(74)=小武=らは「今年も出来は上々。山香町のPRに一役買ってもらっています」と話している。

 県によると、県産ホオズキの出荷量は全国一を誇る。杵築市の出荷量は豊後高田市に次ぐ2番目。

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