【エルサレム共同】イスラエル軍が占領地ヨルダン川西岸のジェニンで3日に行ったパレスチナ武装勢力への大規模軍事作戦で、パレスチナ保健当局は死者が9人となり、100人以上が負傷したと明らかにした。西岸での作戦では過去20年で最大規模とみられる。国連のグテレス事務総長は「深い懸念」を表明し、「国際人道法を順守するよう求める」と訴えた。
パレスチナ自治政府のアッバス議長は3日、国際社会に対しパレスチナ人の保護とイスラエルへの制裁を呼びかけた。一方、バイデン米政権は「イスラエルの安全保障と自衛権を支持する」との声明を発表した。
現場となった難民キャンプでは道路や住宅が軍に破壊された。