日遊協は6月13日、都内新宿区のホテルハイアットリージェンシーにて第34回通常総会を開催。議案審議では、令和4年度事業報告や役員選任に関する件など全3議案が上程され、すべて原案通り可決承認された。役員選任では東野昌一副会長（MIRAI）の退任に伴い、金光淳用氏が新副会長に選出された。
総会冒頭、西村拓郎会長は「スマート遊技機にはお客様も大きな期待をしているとこであり、我々にとっても希望の光である。世の中は今キャッシュレス時代に移行し、我々だけが現金を持ち歩く産業でガラパゴス化している状況も否めない。ホールでキャッシュレスを導入するという時にも設備面や開発費用などお金がかかるが、導入に漕ぎ着けるために知恵を絞り、皆さまからの前向きな意見をいただきたい」と呼びかけた。
西村拓郎会長
役員選任では新副会長に就任した金光淳用氏が挨拶。「大変身の引き締まる想い。私個人としては甚だ浅学・非力でお力になれるか定かでないが、MIRAIの会員が持つ『業界を良くしたい、明るい日本を作りたい』という想いを是非、日遊協という横断的組織の中で役立てたい。チーム西村の一員として身を粉にして働く所存」と決意表明した。
行政講話では、警察庁生活安全局保安課の松下和彦課長が登壇。松下課長は、広告・宣伝の運用、のめり込み・依存防止対策、ぱちんこ営業に関する不正防止対策について言及。この他、トラック運転手の2024年問題や流通制度におけるペーパーレス化などの課題については、解消に向けた取組みをしっかりと支援していきたいと述べた。
警察庁生活安全局保安課の松下和彦課長
