東証、午前終値3万3446円 中国の輸出規制を警戒

 4日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。前日終値からの下げ幅は一時400円を超えた。中国が前日、半導体材料になる希少金属の輸出規制を発表し、改めて中国を巡るサプライチェーン問題が警戒された。

 午前終値は前日終値比306円55銭安の3万3446円78銭。東証株価指数(TOPIX)は13.60ポイント安の2307.21。

 平均株価は前日に564円上昇してバブル経済崩壊後の最高値を更新しており、反動から当面の利益を確定する売りも出た。

 一方、前日の米国株式市場で銀行株が上昇した流れを受け、4日の東京市場ではメガバンクなど関連株が買われ、平均株価の支えとなった。

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