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2023年7月2日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の泉健太氏をお招きし、京都の選挙事情や野党共闘について語っていただきました。
次期衆院選で野党共闘はある?
【このトピックのポイント】
・泉氏「門戸を閉ざしているわけではない」と候補者一本化の可能性を示唆
・立憲と国民の選挙協力のポイントは玉木氏が大きい野党を必要としているかどうか
・立憲の執行部も候補者一本化の必要性は感じている
泉氏のプロフィールは以下の通りです。
子どもの頃から「人の役に立つ仕事」として政治家への憧れがあったという泉氏。大学卒業後は福山哲郎氏の秘書になったものの、政治家になることはまったく考えていなかったそうです。
その後、泉氏はいったん民間の道に進むことを決意。しかし、当時民主党にいた前原誠司氏に声をかけられ、25歳で最初の選挙に臨みました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして泉氏に回答していただきました。
京都の選挙事情教えて!
複数の政党が入り乱れて争っている印象がある京都。2022年の参院選京都選挙区での自民、立憲、維新の3つ巴の戦いも記憶に新しいところです。
小選挙区が始まった1996年には共産党が京都3区で当選するなど、共産党も強い傾向があります。
他の選挙区との違いについて、泉氏は「基本的に自民党がそんなに強くはない」とコメント。「3つ巴、4つ巴になりやすい構図ではあるのかなと思います」と続けました。
次期衆院選に目を向けると、泉氏の地元である京都3区では共産党と維新がすでに候補者を決定しています。
MC宮原健太「ここはもうガチンコで?」
泉氏「他党が候補者を立てることは止められる話ではないので。(中略)何がどうこうっていうのはないですね」
これまで共産党との候補者調整を否定していた泉氏ですが、共産党の小池氏の発言に対しては「門戸を閉ざしているという話ではない」とコメント。解散時期が先送りになったことで候補者調整を行う可能性が出てきたことを示唆しました。
泉氏「解散時期がこれだけ伸びると、色んな可能性や話し合いは考えていかないといけないですね」
野党共闘の理想の形は?
次期衆院選に向けて立憲と国民が連携することに対し、国民の玉木代表は安全保障政策などの隔たりを理由に消極的な姿勢を見せています。
泉氏はこの理由に対しやや懐疑的。自身が国民の政調会長を務めた経験を踏まえ、両党の安全保障政策に「そこまで隔たりはないと思う」とコメントしました。
MC宮原は、選挙協力について「泉さんと玉木さんがしっかり意思疎通できればうまく乗り越えられる部分も多いのでは」と投げかけます。
それに対し、泉氏は民主党と自由党が合流した時のことを挙げ、「玉木さんが大きい野党が必要だと思っているかどうか」が重要なポイントだと語りました。
その意見の一致があって初めて、選挙協力に向けた話し合いが始められるのかもしれません。
野党共闘に関しては、立憲の有志議員が「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を立ち上げたことで注目を集めました。
泉氏はこの動きに対し「一本化は、それはそうだよねという話」と特に否定はしないとのこと。
例えば、野党候補が乱立し、それが自民党勝利の一因にもなったと言われる5月の千葉5区補選。立憲の執行部はこの選挙で一本化に向けた努力はしたものの、実現には至りませんでした。
泉氏は候補者一本化について「相手があることなので、相手がやらないと言えばそれはできないわけですよね」と説明。また、賛同する政党とだけ候補者を一本化しても、それは執行部にとっても有志の会にとっても望ましい形ではないはず、と続けました。
有志の会から説明を受けた岡田克也氏は泉氏に「思いは一緒でした」と語ったとのこと。党の執行部も一本化の必要性は否定しないものの、それをどのように実現するかが最も難しいハードルとなっているようです。
党の代表として泉氏としては1人でも多く当選してもらいたいという思いがある一方、候補者一本化ということになれば話し合いの中で立候補を取りやめる候補者ももちろんでてくるでしょう。
候補者一本化はあるのか、その際はどのような話し合いになるのか。立憲民主党の今後の動きに注目です。
動画本編はこちら!
野党共闘の理想の形とは?共産・国民・維新と協力する?しない?
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