時代に合わぬパーマ試験見直しへ 美容師養成、国が対応方針

1960年代ごろに流行したパーマ「オールウェーブセッティング」(日本美容サロン協議会提供)

 美容師養成の在り方を議論する厚生労働省の検討会は4日、国家試験科目の見直しなどについて本年度以降の対応方針を取りまとめた。現在の実技科目の一つで1960年代ごろに流行したパーマ「オールウェーブセッティング」は、より幅広く技術を検証できる試験内容に見直し、2029年2月から新たな課題で実施する見通しを示した。

 人工まつげを付ける「まつげエクステンション」の実技試験導入に関しては、必修項目として教えている養成施設が半数ほどにとどまることから現時点では困難と判断し、検討を続けるとした。当面は全国の養成施設で教育が行われることを目指す。

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