市民団体が再稼働中止要望 福井・高浜町に中間貯蔵で

福井県高浜町の担当者(左)に要望書を手渡す「ふるさとを守る高浜・おおいの会」の東山幸弘代表=4日午後、高浜町役場

 原発に反対する市民団体は4日、7~9月に予定している関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の再稼働中止と、運転中の美浜原発3号機(同県美浜町)の停止を関電に求めるよう要請する要望書を高浜町に提出した。

 関電が原発の使用済み燃料200トンをフランスへ搬出する計画を中間貯蔵と同等と説明していることについて、関電が約束した2千トン規模の中間貯蔵施設の県外候補地提示には当たらないことを理由としている。

 要望書を出したのは4団体。「ふるさとを守る高浜・おおいの会」の東山幸弘代表(76)は「中間貯蔵の計画地点を確定する約束は守られていない。私たちの意見を県にも伝えてほしい」と話した。

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