嵐電の愛称で親しまれる京福電気鉄道と京都新聞の共同企画「コトりさん電車」の運行が今月、京都市内で始まった。両社のキャラクターをあしらったラッピング車両が街を走り、乗客や市民を和ませている。
地元で長く愛されている鉄道と新聞をアピールしようと両社が企画した。コトりさんは2020年の京都新聞デジタルサービス本格展開を機に誕生したPRキャラクターで、嵐電のキャラクター「あらん」と一緒に新聞を読んだりスマートフォンを見たりする様子が紫色の車両側面に愛らしく描かれている。
車両前後には、制帽をかぶって敬礼するコトりさんのヘッドマークを掲げたほか、運転席脇にはぬいぐるみも置かれ、運転士とともに前方の安全を見守っている。
京福電鉄の嵐山本線と北野線で来年6月末まで運行する。