賃貸住宅の顧客情報を漏えいしたとして、不正競争防止法違反の疑いで逮捕された福岡市南区の会社役員男性（27）について、京都地検は4日、不起訴処分（嫌疑不十分）にした。ともに逮捕された福岡市東区の無職男（37）は同法違反罪で起訴した。
府警によると、男は学生マンション運営大手「ジェイ・エス・ビー」（京都市下京区）の元社員。起訴状によると、昨年12月～今年1月、福岡市博多区の同社営業所で、顧客管理システムにアクセスして17万446件の個人情報を不正に取得し、うち2万9531件を漏えいしたとしている。
男性は1月、男から提供を受けた顧客情報をLINE（ライン）で電話勧誘事業者に送信したとして、府警に6月に逮捕された。
