【台湾】2QのノートPC世界出荷、7期ぶりプラス[IT]

台湾の市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)は3日、2023年第2四半期(4~6月)の世界のノートパソコン出荷台数が前四半期比15.7%増の4,045万台になったとの予測値を発表した。在庫調整期を経て需要が持ち直し、7四半期ぶりのプラスとなったとみられる。

集邦の調べによると、欧米や東南アジアなどでは3月ごろから流通在庫を補充する動きが加速。ただ景気悪化が可処分所得に影響を及ぼしていることなどを理由に、補充される製品は希望小売価格が400~600米ドル(約5万7,000~8万7,000円)程度の低・中価格帯に集中しているという。

第3四半期(7~9月)の世界出荷台数は前四半期比6.5%増の4,308万台になると見込んだ。例年の需要期に入ることに加え、新学期や販促キャンペーンに備えた在庫補充の動きが強まるとみているが、伸び幅は前四半期から鈍化する見通し。

第4四半期(10~12月)の世界出荷台数は前四半期比3.8%増の4,470万台になると予想。23年通年の世界出荷台数は、前年比12.2%減の1億6,300万台にとどまると見込んだ。

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