タイの大手財閥チャロン・ポカパン(CP)グループ傘下のスーパーマーケット「ロータス」は3日、首都バンコク北郊ノンタブリ県に初のスマート無人店舗となる「ロータスズ・ピック・アンド・ゴー」をオープンしたと発表した。
同店はタイの通信大手トゥルー・コーポレーションの子会社と提携して開発された。会計時はタイの電子マネー決済サービス「トゥルーマネー・ウォレット」のみが使用可能で、残高が最低200バーツ(約825円)必要となる。敷地面積は30平方メートルで、営業時間は午前7時から午後8時。飲料、スナック、日用品を含む400以上の商品を取りそろえる。
店内には38台のデジタルカメラを設置し、セキュリティー対策と消費者インサイトの分析を行う。数カ月以内に1日50~100人の来店を見込み、年内に他のQRコード決済システムの導入を目指す。旗艦店の評判次第で店舗増設を検討するという。