米大統領、銃犯罪に危機感 事件続発、規制へ議論促す

バイデン大統領=6月30日(AP=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領(民主党)は4日の声明で、米各地でこの数日間に「悲惨で無分別な銃犯罪」が相次いだと危機感を表明した。下院多数派を握り、銃擁護ロビー団体の支援を受ける野党共和党に対し、銃規制強化に向けた建設的な議論に応じるよう改めて促した。

 バイデン氏は、2日に東部ボルティモア、3日に東部フィラデルフィアで銃撃事件が起き、多くの人々が死傷したと哀悼の意を示した。4日が米国民の結束を促す独立記念日である点に触れ「われわれのコミュニティーから銃犯罪がなくなる日が訪れるのを願う」と述べた。

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