奈良・斑鳩町から世界に羽ばたく 3人制バスケチーム「奈良グレートブッダーズ」が町と連携協定、ホームタウンに

(左から)奈良グレートブッダーズの表稔也選手、芳賀三四朗主将、中野龍一郎代表、斑鳩町の中西和夫町長、加藤恵三副町長、山本雅章教育長=4日、斑鳩町法隆寺西3の斑鳩町役場

 奈良県斑鳩町は4日、同町法隆寺西3丁目の町役場で、3人制プロバスケットボールのリーグ「3×3UNITED(スリーエックススリーユナイテッド)」に今シーズンから準レギュラーとして参戦している「Nara Great Buddhers(奈良グレートブッダーズ)」と連携協定を締結した。「奈良から世界へ」をチームのコンセプト(テーマ)とする同チームが、「世界遺産・法隆寺のある斑鳩町をホームタウンとして活動したい」と提案し、実現した。協定はスポーツ振興や青少年の健全育成、健康増進や地域振興など。ホームゲームの開催やバスケットボール教室、同町の主催イベントへの参加などを予定している。

 中西和夫町長は「町として生涯スポーツを推進していく中で、皆さんの力を借りながら、地域活性や町づくりを進めていきたい」と展望。

 奈良グレートブッダーズの中野龍一郎代表は「斑鳩町とともに、世界に羽ばたいていけるよう頑張りたい」と抱負。芳賀三四朗主将は「海外で活動していた時、日本には何があるのかと聞かれた際、自分の中ではやはり大仏や法隆寺の印象が大きかった。3×3はいろいろな場所でできるので、難しいかもしれないが、世界遺産・法隆寺の前で試合ができたらと思う」と希望を語った。

 3人ずつのチームで攻守を交代して戦う3×3バスケットボールは横15メートル、縦11メートルの比較的狭いコートで、さまざまな場所でできるのが特徴の一つ。過去にはエジプトのスフィンクスの前で試合が行われたこともある。

 中野代表は「ショッピングモールなど身近なところでも試合ができるので、ぜひ多くの人に見てもらって、迫力を感じてもらいたい」と話した。

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