メロン収穫、一緒に 茨城・鉾田二高が園児招く

鉾田二高の生徒とメロンを収穫する鉾田幼稚園の園児=鉾田市徳宿

茨城県鉾田市鉾田の県立鉾田二高(海老沢浩一校長)は6月28日、同市徳宿の農場に市立鉾田幼稚園(小沼一夫園長)の園児を招き、メロンの収穫体験を行った。園児17人が農業科の生徒5人のサポートを受けながら、メロン狩りを楽しんだ。

体験は、子どもたちに農業の魅力を伝え、生徒の社会性を育むのが狙い。収穫したのは、同校農場のビニールハウスで水耕栽培される茨城県オリジナル品種「イバラキング」。園児らは、生徒からはさみを入れる場所を教えてもらい、1人1玉ずつ収穫した。園児は顔と同じくらいに育ったメロンを持つと「でっかーい」「重たい」などとはしゃいでいた。収穫したメロンはそれぞれ持ち帰った。

事前に収穫したメロンの試食もあり、おいしそうに頬張った渡辺唯月ちゃん(5)は「甘くておいしかった。取るのも楽しかった」と笑顔で話した。メロン栽培に関わった同校3年、飯島瑛斗さん(17)は「楽しんでくれたので、育てたかいがあった」と話した。

同校と同園では年間を通し、農作物の収穫などの自然体験学習を実施。今後はサツマイモやブドウの収穫体験を予定している。

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