対策グッズでサル撃退! 島原市中心部に出没、相次ぐ被害・・・ 市がドラム缶を設置

大きな音で追い払って!アーケード内にサル撃退用一斗缶

 4月下旬以降、長崎県島原市街地で野生のサルが出没していることを受け、市はサルを山に追い返すため打ち鳴らしてもらう「撃退用」の一斗缶をアーケード周辺に設置している。
 サルは体長約70センチの1匹。人を傷つけたという通報は29日までに入っていないが、園児を追いかけたり、ビワやイチジクを採って食べたりするなどの被害が寄せられている。
 一斗缶は計45個。市内の食品工場などから提供を受け、9日から設置している。側面がへこんでいる缶もあり、活用されている様子。市の担当者は「バナナ入りの箱わなを用意したこともあったが、サルは見向きもしなかった。相当賢い」と、市民の協力に期待している。

© 株式会社長崎新聞社