栃木県足利市の「エアロエッジ」が東証グロース市場上場へ 取引初日は買い注文が殺到し初値付かず

 航空機エンジン部品を製造する栃木県足利市にあるエアロエッジが4日、東京証券取引所のグロース市場へ上場しました。県内に本社がある企業が上場するのは2016年12月以来約6年半ぶりです。

 足利市寺岡町で航空機エンジン部品を製造するエアロエッジは、会社の前身の菊池歯車の航空宇宙事業部が2012年にフランス大手の航空機エンジンを手がける会社から日本初となるエンジンに搭載するチタンアルミブレードの直接契約を獲得しました。その後、2015年に大規模な設備投資の必要性などから菊池歯車から分社化し設立されました。

 4日は、東京証券取引所でセレモニーが行われ、東証からエアロエッジの森西淳社長に上場通知書などが手渡された後森西社長が木づちで鐘をならして上場を祝いました。

 エアロエッジの上場時の発行済み株式総数は約370万株で取引初日は買い注文が殺到し、初値は付きませんでした。

 エアロエッジの2023年6月期の業績予想は売上高が去年の6月期に比べて47.8%増加し29億300万円。経常利益は5億5100万円、純利益は6億3900万円を見込んでいます。県内の上場企業は23社目となります。

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