夏の水辺での水難事故を防ぐ 下野警察署と石橋消防署が合同訓練

 7月に入り水辺での事故が多くなる季節を迎え警察と消防が合同で4日、下野市を流れる姿川で水難事故を想定した救助訓練を行いました。

 訓練は、風水害の時期を迎え水難事故が起きたとき安全で確実な救助をするため、去年から下野警察署と石橋消防署が合同で取り組んでいるものです。

 訓練では、30代の男性が川に転落したことを想定して消防隊員の指導のもと警察官たちが流されている男性に向けてロープを川に投げ込んで救助するスローバックと呼ばれる訓練を行いました。

 またドローンを使った訓練も行われ、上空150mから川の様子を撮影した映像を見ながら救助を求めている人を探していきました。ほかにも、川だけではなく道路などが冠水したときにも活用されるゴムボートに乗って救出する訓練も行われました。

 石橋消防署によりますと、管内の去年(2022年)1年間の水難事故は2件、今年(2023年)は3日までにすでに1件発生しています。

 警察と消防では水辺でレジャーを楽しむときは水難事故に注意するよう呼びかけています。

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