鉄道で人身事故が発生した際の対応能力向上のため、JR東日本青森営業統括センターは4日、青森市のJR青森駅構内で訓練を行った。JR職員のほか、警察や消防などから約90人が参加。事故発生から運転再開に向けた作業手順や連携の在り方を確認した。
訓練は、青森-新青森間で、走行中の列車が線路内に入った50代男性と接触し、男性が車両に挟まった-との想定。参加者は、ジャッキで車両を持ち上げるなどして救助に当たった。
訓練を終え、同センターの一戸智地区統括は「若い乗務員もいるため、訓練で非常事態を経験できたのはよかった」、県警鉄道警察隊の黒滝和代隊長は「それぞれがお互いの担当を理解し合うことで、迅速に対応していくことが大切」と話した。