宇都宮駐屯地のジブチ派遣隊員が福田知事に出国を報告

 陸上自衛隊宇都宮駐屯地の中央即応連隊の隊員が、アフリカ東部ソマリア沖の海賊対策支援のために、ジブチ共和国に派遣されることになり、福田富一知事を訪問しました。

 陸上自衛隊宇都宮駐屯地は、アラビア半島とソマリア半島に挟まれた、アデン湾を通航する民間船舶を、海賊から守る海賊対処行動支援隊を派遣しています。

 今回で19回目となるジブチ派遣では、約70人が現地で警備の任務に就きます。現地では、海賊の船舶を洋上で監視する海上自衛隊のP3C哨戒機の、活動拠点となる基地の警備や維持などの任務にあたります。

 この日は派遣隊員の代表で、警衛隊長を務める西勇人3等陸佐と、中央即応連隊の堀口大助連隊長らが県庁を訪れました。福田知事は「健康第一で任務を遂行してほしい」と激励しました。西警衛隊長は「安全確保を第一に任務に取り組みたい」と話しました。

 派遣隊員は7月中旬にジブチに向けて出発し、およそ半年間の任務に就くということです。

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