鎌田大地のローマ移籍が加速? ミランはチュクウェゼに切り替え、インテル行き迫るフラッテージの代役に検討

[写真:Getty Images]

ローマはミランが狙っていた日本代表MF鎌田大地(26)の獲得に乗り出しているようだ。

今夏フランクフルトとの契約が満了し、フリーとなった鎌田。ミラン行きが有力視されていたが、元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チーク(27)の移籍が決まったことでミランが残すEU圏外枠は残り1つとなり、移籍が決まらない状況が続いている。

欧州の移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、ミランは鎌田ではなく、以前から関心が噂されていたビジャレアルのナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼの獲得に本腰を入れているとのこと。すでに個人合意済みとみられ、ビジャレアルにもオファーを提示。返答を待っているという。

最後のEU圏外枠をチュクウェゼに使うとなれば、鎌田のミラン行きは無くなる中、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるローマが興味を示しているという。

イタリア『カルチョメルカート』によると、ローマはサッスオーロのイタリア代表MFダビデ・フラッテージを3000万ユーロ(約47億2000万円)で獲得しようとしていたが、インテル行きが濃厚に。オファーの増額を諦め、代役に鎌田を検討し始めたという。

モウリーニョ監督は、鎌田を攻撃的MF、もしくはイタリア代表MFブライアン・クリスタンテの横に並ぶボランチとして起用できると確信している模様。年俸は250万ユーロ(約3億9000万円)以下になるとみられ、アジアへのブランド力が高まることもプラスになると考えられているようだ。

なお、ローマはフランクフルト時代の鎌田のチームメイトであるコートジボワール代表DFエヴァン・エンディカをすでに獲得。これも交渉に有利に働いていて、契約がすぐに成立する可能性もあるとのことだ。

また、フラッテージのインテル行きが決まれば移籍金の30%がローマに入るため、これを利用して攻撃陣を強化したい考えも。アトレティコ・マドリーのスペイン代表FWアルバロ・モラタやウェストハムのイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカの獲得に使うことも検討されているようだ。

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