工事請負契約など10議案を可決 岡山県議会が閉会

 6月定例岡山県議会は5日、本会議を再開。食肉の加工や出荷を手がける県営食肉地方卸売市場(岡山市中区桜橋)の機能強化工事の請負契約など10議案を原案通り可決し、閉会した。

 伊原木隆太知事は閉会あいさつで、県政の最重要課題に掲げる少子化対策について「市町村への伴走支援や企業の実情を踏まえた子育てしやすい職場づくりの促進を強力に進める」と改めて決意を表明。新型コロナウイルス禍からの観光需要回復に向けては、9月末まで県内各地でイベントを繰り広げる「おかやま夏旅キャンペーン」を通じて誘客を促進するとした。

 本会議では、総務省出身の小谷敦副知事の後任に、同省自治財政局財務調査課長の上坊勝則氏を充てる人事案に同意。森林環境譲与税の配分方法の見直しを求める国への要望など委員会発議の意見書案2件を可決した。また、「生理の貧困」解消に向けて県内公立高校のトイレに生理用品の設置を求める陳情1件を採択した。

© 株式会社山陽新聞社