夏の高校野球岡山大会 8日開幕 あの熱気、再び 57チーム出場

 第105回全国高校野球選手権記念岡山大会は8日開幕し、57チーム(58校)が出場して倉敷市のマスカットスタジアムなど3球場を舞台に甲子園切符を争う。スタンドの声出し応援が4年ぶりに解禁され、新型コロナウイルス禍前の熱気が球場に戻ってくる。

【各チームメンバー表はこちら】

 岡山勢は今春のセンバツ出場を逃しており、現世代にとって夏は甲子園へのラストチャンス。優勝争いは今春、昨秋の県大会をそれぞれ制した学芸館、山陽が攻守に充実し、リードする。追うのは強力打線で2連覇を狙う創志学園、守備力の高い昨年準優勝の倉敷商か。投手力を発揮し春に準優勝した光南、好素材がそろう理大付も頂点を狙える。旧チームでセンバツに出た倉敷工、9年ぶりにシード校として臨む作陽学園にも注目だ。

 今年から延長突入の十回からタイブレークとなる。一発勝負の色合いが濃く、思わぬ“波乱”が起きるかもしれない。悪天候による継続試合も昨年に続いて採用する。

 他の2球場は倉敷市営球場と美咲町のエイコンスタジアム。

 開会式はマスカットスタジアムで8日午前10時から全チームが参加して行われ、林野の大寺陽羽主将が選手宣誓を務める。16、19、22、24日は休養日とし、日程が順調に進めば25日に晴れの代表が決まる。

© 株式会社山陽新聞社