【中医協】日薬連の「薬価差と診療報酬」に関わる提言に日医が追加説明求める

【2023.07.05配信】厚労省は7月5日、中央社会保険医療協議会(中医協)薬価専門部会を開催し、関係業界からのヒアリングを行った。その中で日本製薬団体連合会(日薬連)は、中長期的に「薬価差が果たしている役割を明確にしたうえで、必要分を診療報酬・調剤報酬の中で評価することも検討が必要」とした。これに対し日本医師会の委員が追加説明を求めた。

質問に対し、日薬連の委員は、「薬価差の役割についてはさまざまな議論があると承知している」とした上で、「役割については関係者で整理する必要があると思っている」と述べた。
その上で、「今回、日薬連として薬価差が生じない仕組みも選択肢の1つであると提言している」とし、「仮に医療機関の経営に必要であるなら本来的には診療報酬本体でまかなうべきものではないか」と指摘した。

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