1歳息子を蹴り倒し死亡させたとして20歳の母親逮捕 22歳の父親も暴行の疑いで逮捕 栃木県真岡市

 真岡市で2022年、当時1歳の息子に暴行を加え死亡させたとして、警察は5日、傷害致死の疑いで20歳の母親を逮捕しました。また、暴行の疑いで22歳の父親も逮捕されています。

 傷害致死の疑いで逮捕されたのは、下野市生まれで住所不定、自称・風俗店従業員の女(20)です。女は2022年10月、当時住んでいた真岡市の一軒家のリビングで、1歳だった息子の背中を足で蹴る暴行を加え、頭を床に打ち付けたことで脳に損傷を与えて死亡させた疑いが持たれています。

 当時、男の子は暴行を受けてから、ふらつくなどの様子があったため、女は一緒に住んでいた夫とともに病院に連れていきましたが、約1カ月後の2022年11月6日に死亡しました。治療を担当した医師が男の子の体に複数の皮膚の変色を見つけたため、虐待の可能性があるとして警察に通報しました。

 調べに対し女は、「足蹴りしたことは間違いないが、蹴ったことで死亡したとは思わない」と容疑を否認しているということです。

 一方、夫で真岡市に住むアルバイト従業員の男(22)は、2022年9月に自宅で男の子の左ほほを殴ったとして暴行の疑いで逮捕されました。調べに対し男は「殴ったことは間違いない」と容疑を認めているということです。

 警察は女が犯行当時19歳だったことなどから2人の氏名を明らかにしていません。

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