「観光と環境の取り組みをポジティブに」SDGsな街づくりへ 県内の有力企業などが新会社設立=静岡

静岡県内の有力企業などがタッグを組んだ取り組みです。環境に配慮した街づくりの推進を目的とした新会社が設立され、記者発表会が行われました。

新たに設立された「ReSURUGA(リスルガ)」は、鈴与商事、静岡鉄道、トヨタユナイテッド静岡と、全国で宿泊事業や地方創生を手掛ける「ARTH」の4社による共同出資により誕生しました。

「ReSURUGA」は、ARTHが開発したインフラに依存しない宿泊施設「WEAZER」を活用して、SDGsな街づくりや地方創生を目的としています。「WEAZER」は、建物内で使用するエネルギーを全て自給する造りとなっていて、電気は太陽光から作られたものを活用。水は雨水をろ過、滅菌する機械が備えられていて、生活用水は全て雨水を使用しています。エネルギーを自然の力から作り出すことで、通常出てしまうCO2や汚水の排出ゼロを実現させました。

<ReSURUGA 高野由之社長>

「観光というすごく楽しいこと、しかもより多くの人に体験できる観光事業と掛け算することで、環境の新しい取り組みがポジティブに社会に伝えていけると思っている」

「ReSURUGA」は、先行してオープンしている「WEAZER西伊豆」に加え、今後、西伊豆エリアを足掛かりに県内全域に施設を増やしていく考えです。

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