4日の広島カープは、首位・阪神相手に大差で快勝しました。打ちも打ったり、カープ打線。投げては、床田寛樹 が、ビシッと決めてくれました。
連敗脱出へ。首位・阪神をホームに迎えたカード初戦。先発マウンドに立つのは、防御率1.77とリーグ2位の床田。しかし、1回からピンチを迎えます。2本の内野安打からランナーを背負い、1アウト・2塁・1塁。打席には4番・大山。センターの頭上を超えるかという打球を 秋山翔吾 がフェンスにぶつかりながらスーパーキャッチし、先制を許しません。
床田は続くピンチで、一発があるノイジーをツーシームでライトフライに打ち取り、3アウト。無失点で切り抜けます。
カープは、そのウラ、菊池涼介・野間峻祥 の連打でノーアウト・ランナー2塁・1塁とし、打席には先ほどファインプレーの秋山。ここでなんと、意表を突くバント。
好投手の西攻略へ、3塁・2塁とチャンスを広げます。
続いて16試合連続で4番に座る 西川龍馬 。「何とか間を抜けてくれてよかった」と前進守備の間を破る走者一掃のタイムリーヒット。貴重な先制点を奪うと、カープの攻撃はまだまだ続きます。
ランナー2塁・1塁とチャンスを広げて、ここで今季復活、勝負強い 田中広輔 。インコースを突いたスライダーを引っ張った打球は、今シーズン第5号アーチ。田中の1か月ぶりのホームランで1回に一挙、5得点を奪うビッグイニングとします。
3回にも1点を追加したカープは、虎の先発・西勇輝をノックアウト。首位・阪神を圧倒します。
カープ先発の床田は、2回から4回を3者凡退に抑えるなど、6回までに許した安打はわずか4本。安定したピッチングで阪神打線を抑えます。6回まで無失点と順調でしたが、7回、先頭打者のノイジーにホームランを打たれ、この試合初めての失点を許します。
さらに連打で1アウト・ランナー2塁・1塁とされ、代打・原口。ピッチャーライナーをしっかりキャッチ。2アウトとし、次は打率3割近くを誇る1番・中野。最後はツーシームで空振り三振。低めにボールを集めるていねいなピッチングでゲームを作った床田。7回を1失点の好投でマウンドを後に託します。
そのウラ、カープ・ラッキーセブンの攻撃。野間がセンター、秋山がライトへとヒットでつなぎ、1アウト・ランナー2塁・1塁のチャンス。ここで打席には先制タイムリーを放っている西川。バックスクリーンに飛び込むダメ押しの第7号ホームラン。西川はこの日、5打点目です。
新井監督も「4番のバッティング」と大絶賛の西川の活躍で阪神を突き放します。
最後はこの日、1軍に戻ってきた 塹江敦哉 がしっかり抑え、ゲームセット。カープは首位・阪神相手に投打がかみ合い、圧勝。連敗脱出で貯金を6に戻しました。