地震被害のスポーツ施設が2年5カ月ぶりに再開 宮城・七ヶ浜町

2021年と2022年の地震で支柱や照明などが壊れる被害が出た、宮城県七ケ浜町のスポーツ施設が復旧しました。6日に2年5カ月ぶりに利用を再開します。

再開を前に報道公開された七ヶ浜健康スポーツセンター、アクアリーナは2021年2月に発生した福島県沖を震源とする地震で支柱や照明などが壊れ、2022年3月の地震によって更に被害が拡大しました。

町は約5億円を投じて支柱などの耐震性能を強化したほか、照明は吊り下げ式の水銀灯から固定式のLEDに切り替えました。

災害発生時には、避難所として使うことも想定しています。

寺沢薫町長「地震被害を受けてから2年5カ月使用できなかったのは、大変申し訳なかった。新しくなって照明も明るくなって利用しやすい施設になる。(リニューアル)オープンできて本当にうれしく思う」

アクアリーナの復旧をめぐっては2022年4月、町の計画に対して議員から安全性を疑問視する声が上がり、復旧費の予算案が否決されました。

予算案はその後翌月の議会で再議に付され、議員が現場視察をするなど安全性を確認したうえで可決されました。

アクアリーナでは以前レストランが入っていたエリアも貸しスタジオとして整備し直し、近く利用を開始する予定です。

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