43年ぶり開催の真駒内CC 34歳・菊地絵理香にかかる重圧

北海道苫小牧市出身の菊地絵理香(撮影/石井操)

◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 事前(5日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6611yd(パー72)

札幌市の郊外に位置する真駒内CCで国内女子ツアーが開催されるのは、1980年「北海道女子オープン」以来43年ぶりだ。北海道苫小牧市出身で88年生まれの菊地絵理香は同コースを回るのは「初めて」という。開幕2日前にバックナイン、前日のプロアマ戦で18ホールをプレーしてチェックを済ませた。

「ストレートなホールをわざとドッグレッグっぽくなるように作っているところが何カ所かある気がする。わざと構えづらくしているのかな」とコースの印象を語る。左右へのアンジュレーションも気にかけながら、いかにセカンド地点をフェアウェイに置くかがスコアメークの鍵となりそうだ。

想定する優勝スコアは「10アンダーぐらいかなと思うけど、今の若手の選手の感覚が全然違いすぎて。大きく上回ってくる選手が多いから、まずは自分のペースでうまくやれれば」と戦いを見据えた。

ホステス大会で今季初勝利を狙う(撮影/石井操)

所属するミネベアミツミの冠大会で、ホステスプロという意識は「しない方が無理」と重圧がかかる。地の利を生かしたいところだが「気分転換というよりはプレッシャーの方が大きい」と緊張が先走る。

昨年の「大東建託・いい部屋ネットレディス」(札幌市・滝のCC)では、北海道で史上2人目の地元優勝者として盛り上げた。「期待されているのはあるので、あまりマイナスに考えず。自分の中でうまく鼓舞しながら4日間戦いたい。バーディ合戦というよりは、あまりスコアが出ない方が自分には向いていると思う。今週はラフも深くて、フェアウェイも絞ってある。頑張れば良いところにいけるかな」と闘志をみなぎらせた。(札幌市南区/石井操)

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