保育園で生リンゴ食べた生後8か月の男児が意識不明の重体 監査で体調急変後の対応など問題が複数確認 再発防止策検討へ

愛媛県の新居浜上部のぞみ保育園で生後8か月の男の子が生の刻みリンゴを食べ重体となっている事故を受け、市は5日、再発防止策を検討する検証委員会の初会合を開きました。
今後、問題点を抽出して再発防止策をまとめ、提言する方針です。

新居浜市役所で開かれた初会合には、学識経験者や医師、それに管理栄養士など、委員に委嘱された5人のメンバーらが出席し、冒頭、石川勝行市長があいさつしました。

石川勝行市長
「今回のようなあってはならない事故を二度と起こさないためには、保育施設・行政として一体何ができるのか、何をすべきかを、委員のみなさまのお力をお借りしまして、しっかり検証していただくことが重要と考えています」

新居浜上部のぞみ保育園では5月16日、当時8か月の男の子が給食で生の刻みリンゴを食べたあと、意識不明の重体となっていて、県と市の監査では、生のリンゴ提供や体調急変後の対応など、問題が複数確認されています。

会合は、委員長に松山東雲短大の岡田恵准教授を選ぶと、非公開で行われました。

検証委員会は今後、情報の収集と整理、原因の分析と問題点の抽出、再発防止策の検討などを進め、今年度中に市に提言する方針です。

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