坂本慎太郎ロゴ・デザインのギャラリー"JULY TREE"にて、ブルースがテーマの矢吹純イラスト展『BOTTLE TREE~world according to blues~』が7月7日より開催!

坂本慎太郎がロゴ・デザインを務めた、東京・神泉に3月オープンした音楽をテーマとした小さなギャラリー、JULY TREE(ジュライ・トゥリー)。 第2回目の展示は、レイモンド・ペティボンやローバート・クラムを彷彿させる荒削りなタッチで便箋、ノート、チラシの裏等様々なマテリアルに書き殴られたドローイングと言葉たち、往年のアメリカへの憧憬をオブセッションにして作品を生み出している福島在住の若きイラストレーター、矢吹純。 1冊目の作品集『NOTHING』を栃木のHOOK BOOKSから、2冊目の作品集『LIGHT HERE, LIGHT NOW』をつくばのPEOPLE BOOKSTOREから刊行し、展示会も古書コンコ堂や誠光社で開催されるなどこれまで全国の高感度な情報発信型インディペンデント・ブックストアで愛されてきた矢吹による初のギャラリーでの展示、『BOTTLE TREE~world according to blues~』Jun Yabuki Drawing Exhibitionとなる。

近年、矢吹が魅了されてやまないブルースをメタファーにダンボールにアクリルで描かれたLPレコードサイズのポートレイトを中心とする作品展が7月7日(金)より開催。 タイトルの”BOTTLE TREE”とは、アフリカ発祥の家の周りに光沢のある物体を置くと悪霊を家族から遠ざけると信じられてきた伝承に端を発し、奴隷貿易の悲劇とともに瓶を木に吊るすという形でアメリカにも伝わったという風習に矢吹がインスパイアーされ命名したという。 そして、JULY TREE 第3回目の展示は、音楽プロデューサー:井出靖主宰のGrand Galleryとの同時開催によるダブをテーマにした『All You Need Is Dub Exhibition』に決定(8月開催)。 Lee Perry、Dennis Bovell、Linton Kwesi Johnsonをはじめ、伝説のWild Bunch、The Pop GroupからMassive Attack……ブリストル・サウンド、さらにP.I.L、ORB、Mad Professorに至るまで。レアなポスター、チラシ類による展示を共同で開催。詳細は後日、Grand Gallery、JULY TREE 公式Instagram、Twitter、HPなどにて告知。 こちらも乞うご期待!

【矢吹純(Artist /Illustrator)プロフィール】

1991年生まれ。イラストレーター。独学で絵を描き続け、2017年作品集「NOTHING」刊行と同時に活動開始。古書店で展示を重ね、2021年二冊目の作品集「LIGHT HERE, LIGHT NOW」刊行。シンガー・ソング・ライター大比良瑞希をはじめアーティストのジャケット等も手掛ける。

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