ソウル線 冬ダイヤでの再開へ協議 岡山知事表明、大韓航空も意欲

岡山桃太郎空港

 岡山県の伊原木隆太知事は5日、新型コロナウイルス禍で運休している岡山桃太郎空港(岡山市北区日応寺)発着のソウル線について、10月末からの冬ダイヤでの再開を目指し、航空会社と協議していることを明らかにした。再開されれば3月の台北線、8月に予定する上海線に続いて3路線目となる。

 伊原木知事は5日の定例記者会見でソウル線の再開見通しを問われ「冬ダイヤからの再開を目指しており、(運航会社と)連携を密にしていきたい」と述べた。県によると、運航する大韓航空も冬ダイヤでの再開に意欲を見せているという。県は実現に向けて運航経費の支援や搭乗率アップを目指すプロモーションを検討する。

 同空港発着の国際定期4路線は新型コロナの感染拡大で2020年2、3月から全線で運休していた。残る香港線の再開は現時点では見通せていない。

 伊原木知事はまた、全国知事会副会長として全米知事会議(12~14日、米ニュージャージー州)に出席する渡米日程も公表。全国知事会長の平井伸治鳥取県知事と共に全米知事会首脳と面会し、両国の地方レベルでの関係づくりを進める。

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