FANTASTICSの佐藤大樹とお笑いコンビ・なすなかにしが、日本テレビ系で7月1日に放送された情報番組『ゼロイチ』に出演。『豪邸家主捜査』で浅草にある“ある建物を自宅にリノベーションした8000万円豪邸”を訪れ、家主の正体を推理した。
父親が一級建築士という佐藤の推理に期待が掛かるなか、さっそく家の中に入ってみるといきなり駐車スペースとリビングダイニングキッチンが。このガレージと一体化したリビングダイニングキッチンは広々122平米。この個性的な作りはリノベーション前の建物をいかしたデザインだという。
鉄骨がむき出し、扉など仕切りがほとんどないのもリノベーション前の名残というこの豪邸は、かつては印刷工場兼倉庫だったという。1階部分は天井をなくし、2階部分を吹き抜けにして新たに螺旋（らせん）階段を設置。工場ならではの鉄骨はそのまま生かし、天窓を取り入れ太陽が降り注ぐ明るい空間に仕上げた。
なすなかにしは「やっぱり秘密基地感があるよね。めっちゃ楽しいな」と独特なこの豪邸を絶賛。佐藤も「マジおしゃれ！」と目を輝かせる。
螺旋階段で2階に上がってみると、そこには本格的なトレーニングスペースが。ランニングマシンやバイクなどの豪華なトレーニング機器が並ぶ中、酸素カプセルが置かれていることに気づいた3人。佐藤は「これ（酸素カプセル）、LDHの事務所にもあって。もうわかりました。HIROさんの別荘です。だから僕がキャスティングされたんですね」と大胆な推理を披露。
さらなる手がかりを求めて、3階から屋上に上がる3人。屋上の4帖（じょう）ほどのスペースは、あるペットを飼うためだけに1000万円かけて作った専用部屋。
その動物とは、リクガメ。実は家主は大のリクガメ好きで、現在6匹も飼っていて、しかもかなり貴重なリクガメだという。屋上があるこの建物をリノベーションしたのも、全てはリクガメの部屋を作るためという愛の深さだ。
3階の扉を開けると、そこに広がっていたのは、まるで柔道場のような広さの畳敷きの和室。この広大な和室は家族の寝室だという。「いや、もう旅館やん、これ。確実に女将いてはる」となすなかにし。
また、寝室の本棚には『SLAM DUNK』といったなすなかにしの世代の漫画も。“スラムダンク世代”の中西は「俺と同じくらいの歳でこれくらいの家に住めてる、悔しいのう」としょんぼり。
浴室を捜査する3人。ここで佐藤の名推理がさく裂する。
バスタブがぬれているのを発見した佐藤は「入った形跡があるってことは、朝入ってるんですよ。（家主の）趣味はサーフィンです」と推理。さらに続いて1階の下駄箱を捜査すると、佐藤の推理通りサーフボードが。
さらに「屋上行く時もマイケル・ジョーダンのサンダルがあって、寝室の入り口にもマイケル・ジョーダンのリュックがあったんですよ。ここにバスケットボールもあるし、脚も鍛えてらっしゃる。バスケットボール選手じゃないですか？」と推理が止まらない佐藤。
なすなかにしは「ちょっと佐藤くんの活躍がすぎるな。なんとかカットしてもらわないと」と新人捜査官の活躍ぶりに自らのレギュラー落ちも覚悟する。
続いて捜査のメスは1階の本棚へ。
『社長の心得』と『社長失格』という相反する本が並ぶ本棚で、中西が大ヒントを発見。『全国通訳案内士』という本の隣には、バスケットボールについての本が。中西は「プロバスケチームの外国人通訳とか、スポーツチームに関する何かされてるんじゃない？」と家主を推理する。
■果たしてこの豪邸の家主とは？
一通り豪邸を捜査した3人は、今は仕事でケニアにいるという家主とテレビ電話で対面することに。仕事で1年のうち300日は海外を飛び回っているという家主に、中西が「海外にそんなにいなきゃいけない理由があるって、トレジャーハンターじゃないですか」とボケるが、家主は「トレジャーハンターと言われてみればトレジャーハンターかもしれない」とまさかの回答。
家主の正体は新電力会社、株式会社Looop（ループ）の創業者であり、代表取締役会長の中村創一郎さん。日本全国に電気を販売しており、出張先のケニアでは電気がない地域を調査し新たな供給先を探しているとか。
本棚にあった『全国通訳案内士』という本は、通訳を目指して留学中だという娘のもの。そんな中村さん一家には子どもが6人おり、総勢8人の大家族。そのため、28帖という広い和室を寝室にしているのだとか。
気になるのは3人の推理を惑わせたトレーニングルームと酸素カプセル。中村さんは「ダイエットのためですね。全然仕事とは関係ない」とまさかの回答。酸素カプセルに至っては「ここで寝てるんですよ。いびきがうるさいから、一緒の空間で寝るなと子どもに言われてる」と語り、3人の笑いを誘っていた。
『ゼロイチ』毎週土曜日10時30分から日本テレビ系にて放送
